2009年 12月 24日
ベトナム暦
今日ってクリスマスイブなのね。
クリスマスと言えば、やっぱあれだ。おでんの屋台で熱燗きゅ~っと。
富久町のオヤジは亡くなって久しいし、幡ヶ谷も今ではたたんじゃったと聞くし・・

で、当地ではと言えば、はい、全く関係ありません。クリスマス?何それ、食べられるの?ってな感じ。
そりゃそ~だよ。だって、旧暦(太陰太陽暦)がまだまだ幅利かせてる国だもん・・

あ、誤解なきよう付け加えておくと、ダナンとかサイゴンみたいな商業都市は別よ。おそらく今頃は街中クリスマスソングと飾り付けでいっぱいのはず。

下の写真は昨日だかカントー(CanTho)までちょっと買物に行ったときにスーパーの一角で撮った写真。
ネ~ちゃん達のクリスマス衣装、涼しげです。
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で、本題。ベトナムでは日本の年末年始は関係なし。そのかわりに旧正月(テト)の前後を盛大に祝います。
毎年テトの時期が変わるし中国の旧暦とも違う時があるみたいだし、これって何か法則みたいなもんあるの?
って訊いたことはあるのだが、明確な答は得られないまま3年が過ぎてしまいました。

ああ、それって毎年1週間ずつ早くなってって・・
なんて教えられて、
へ? んぢゃ、去年は当てはまらね~じゃんよ、なんて漫才かまされたり。

つ~ことで、調べてみたのだが、なかなか見つからない。
ベトナム語が達者なら調べようもあるのだろ~が・・

やっと見つけたのがこのサイト。
Computing the Vietnamese lunar calendar
ウムラウトの国で人工知能だかの研究をされているベトナム青年のホームページらしい。

ざっくりとだが日本語にしてみました。
ボクは天文の知識に乏しいし、彼も母国語ではない英語で記述されているので、以下の訳の正確性に関しては責任持てませんのでヨロシク。

【以下、上記サイトの主要部の訳】

ベトナム暦の規則

ベトナム暦は天文暦の一種であり、太陽と地球と月の運行に基づいて任意の年に関して計算することができる。「新月」とある年における「主要標識」の二つがわかれば、どの期間についてもベトナム暦の計算が可能である。

「新月」は太陽と月と地球とが同一直線状に並ぶ時点のことを言い、29.5日に一回かならず生じる。

12個の「主要標識」は黄道を等間隔で分割したそれぞれの点のことであり、これらのうちの4つは西洋暦における4つの季節標識、すなわち3月20日前後の春分と6月22日前後の夏至と9月23日前後の秋分と12月22日前後の冬至としても用いられる。

「新月」は太陰月の初日と末日を決定するために用いられる。「主要標識」は閏(うるう)月と太陰月の名称とを決めるために用いられる。これらは太陽の位置に基づいているので、ベトナム暦は純粋な太陰暦ではなく、太陰太陽暦と言うことができる。

一旦「新月」と「主要標識」とが求まると、以下の5つの規則を適用して月日を決定することができる。尚、これらの規則はP. Kenneth SeidelmannniによるExplanatory Supplement to the Astronomical Almanacから採用した。
1. 新月の日を月の初日とする。
2. 平年は12太陰月からなり、閏年は13太陰月からなる。
3. 冬至は常に11月に含まれる。
4. 閏年においては、主要標識を含まない月を閏月とする。閏月に対しては、閏であることの表示とともに一つ手前の月の数字が割り当てられる。主要標識を含まない月が閏年に二つある場合には、冬至からみて先にくる月を閏月とする。
5. 東経105度の地点における計算とする。

規則の適用方法

新月と主要標識を正確に計算するためのコンピュータプログラムがかなり出回っている(リンク参照)。新月が決まればその太陰月がいつ始まりいつ終わるかが判る。太陰月の初日が新月の日である。しかし、ここでタイムゾーンを考慮することを忘れてはならない。ベトナム暦と中国暦が種々の点で異なるのはそこに理由があるからである。例えば、新月がyyyy年2月18日16時24分45秒GMT(グリニッジ標準時)であるとすると、ハノイ時間では同日の23時24分45秒となるから、ベトナム太陰月の初日はyyyy年2月18日となるが、中国においては1日が少しだけ早く始まり、新月は北京時間のyyyy年2月19日0時24分45秒、つまり翌日ということになる。

太陰月の初日と末日が求まれば、その月が何月かということと閏月とを以下のようにして決めることができる。冬至は常に太陰年の11月に含まれる。従って、二つの連続する冬至に先立つ二つの新月を計算することが必要である。二つの冬至の間に12の太陰月がある場合は簡単であり、一つ目の冬至を含む月から11月、12月、1月、2月、…とすればよい。

二つの冬至の間に13の太陰月がある場合には少し複雑になる。即ちこの場合には閏月があるので、どの月が閏月かを見出さねばならない。その規則は、一つ目の冬至の後の主要標識を含まない最初の太陰月を閏月とするものである。閏月が見出されたら、11月、12月、1月、…、M月、閏M月、(M+1)月、…とすればよい。

例:1984年の太陰暦

次表を参照しながら上記の規則を適用して、1984年のベトナムの太陰暦を決定してみよう。
(表は原文参照くだされ)
規則によると、太陰年11月は冬至の日にあたるあるいはそれよりも前の新月の日が初日であり、次の新月の前日が末日である。従って、1983年の太陰年11月は1983年12月4日(西洋暦)から1983年1月2日まで、1984年の太陰暦11月は1984年11月23日から1984年12月21日までとなる。

1984年1月3日(1983年太陰暦11月の翌月初日)と1984年12月21日(1984年太陰暦11月の末日)との間には12太陰月がある。従って、1984年はベトナム暦では閏年ではなく単純であり、太陰暦12月は1984年1月3日から1984年2月1日までであり、太陰暦1月は1984年2月2日から1984年3月2日までとなる。

なぜ、1985年には閏月があるのか?
1985年の状況は異なる。1985年の太陰年11月は1985年12月12日から1986年1月9日までである。1984年の太陰年11月(1984年11月23日から1984年12月21日まで)と1985年の太陰年11月の間には13太陰月あるので、1985年は閏年となる。1985年3月21日から1985年4月19日までの太陰月には主要標識が含まれないので、この月が閏月である。
(同じく表は省略)

中国暦との比較

1985年はベトナム暦と中国暦が大きく異なる数少ない年の一つであり、ベトナムの新年は中国のそれよりも1ヶ月早かった。その理由は上記の表から理解することができる。1984年の冬至はハノイ時間で1984年12月21日であるが、北京時間では1984年12月22日となり新月と同日である。中国暦の11月も必ず冬至を含むから、ベトナムのように1984年11月23日から同年12月21日までとはならず、1984年12月22日が中国太陰暦11月の初日となる。その結果、次に続く月(12月、1月、…)も対応するベトナム暦の月より1ヶ月遅れで始まることになる。ベトナム暦の新年が1985年1月21日であるのに対して、中国暦の新年は1985年2月20日である。ベトナム暦と中国暦はベトナム暦に閏月(上述のとおり1985年3月21日から1985年4月19日)が加えられた後に再び一致するようになる。また、1984年においては1984年11月23日から1984年12月21日までの中国太陰月が1983年の冬至の後の主要標識を含まない最初の太陰月であるから、これが閏月となる。

21世紀においては、太陰新年がベトナムと中国とで異なる日に始まる年は3つある。2007年にはベトナム暦新年が2007年2月17日であるのに対して、中国暦新年は2007年2月18日。2030年にはそれぞれ2030年2月2日と同年2月3日、2053年にはそれぞれ2053年2月18日と同年2月19日である。
【終わり】

全部読んだ方、ご立派。
どお?良く解らんでしょ。

よ~するに、これを完璧に理解するには、黄道やら春分点やら、やらやら、天文の知識が必要らしいということと、

ここがきわめて重要なのだが、

上にリンクしたサイトに行けば、何十年先のテトが何時かということなどコンピュータがタダで簡単に計算してくれるということであ~る・・
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by lagavu | 2009-12-24 17:26


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